INTERVIEW
※本人の所属は取材当時のものです。
競泳水着の特許開発から、
ストリートカルチャーの最前線へ。
MDとして「0から1」を創り出す面白さ。
MD / 2023年1月入社
S.M.
これまでの経歴と、入社のきっかけを教えてください。
服飾の専門学校を卒業後、新卒で大手スポーツメーカーに入社しました。そこではデザイナーとして、オリンピック選手が着用する競泳水着の開発に約 8 年間携わっていました。「どうすれば水流の抵抗を減らし、100 分の 1 秒を縮められるか」を追求する日々。在職中には、選手が自ら水着をねじって着用することでキック時の股関節内旋動作をサポートし、パフォーマンスを向上させる構造を考案し、特許を取得したこともあります。
仕事は非常にやりがいがありましたが、心のどこかでずっと「アパレルをやりたい」という想いがありました。そんな中、ボードライダーズで勤務する友人から声をかけられたのがきっかけです。
大手企業から、あえて今の環境を選んだ決め手は何でしたか?
最終的な決め手は、自分の好きな「スケートボードカルチャー」にどっぷり浸かりながら、アパレルの企画ができること。そして、前職での経験を活かしつつ、さらに年収やポジションのステップアップが見込めたことです。応募時はデザイナー志望でしたが、面接で「MD として力を貸してほしい」と言われ、挑戦することに決めました。
現在の具体的な仕事内容を教えてください。
現在は 3 ブランドの MD を兼任しています。業務は多岐にわたりますが、一言で言えば「そのシーズンの売上目標を達成するために、どんな商品を、いつ、いくらで、どれくらい作るか」を設計し、生産の指示を出すまでが私の役割です。
ターゲットとする予算に対し、「今シーズンはこのカテゴリーでこれくらいの成果を出すなら、このシルエットのボトムスが必要だよね」と細かくブレイクダウンしていきます。生地の選定からシルエット、細かなステッチの仕様まで、デザイナーと密にコミュニケーションを取りながら企画を形にしていきます。
この仕事で一番のやりがいを感じる瞬間は?
やはり、自分が企画した服を街中で見知らぬ誰かが着てくれているのを見た時ですね。緻密に計算を重ねて作った商品だからこそ、実際に誰かが袖を通している姿を見ると、理屈抜きに「最高だ!」と思います。その瞬間はこれまでの苦労がすべて吹き飛びますね。
ボードライダーズならではの良さはどこにありますか?
「やりたい」と手を挙げたことに対して、NO と言わない寛容さです。例えば、私がずっと好きだったアーティストに自ら DM を送り、コラボレーション企画を実現させたことがあります。規模の大きな組織であれば「どれだけの利益が出るんだ?」と、企画を通すまでに膨大な時間と資料が必要となるはず。
しかしここでは、「面白そうじゃん、やってみなよ」と背中を押してくれました。ブランドの価値を高めるためのチャレンジを歓迎してくれる風土は、この会社の大きな強みだと思います。
仕事をする上で大切にしているモットーはありますか?
「妥協しないこと」です。MD としてかなり多くの型数を扱っていますが、その一着一着にこだわりたい。「あと 1cm、着丈を詰めた方がかっこいいんじゃないか」「このパーツの質感をもう少し上げられないか」。忙しさに追われて見過ごしてしまいそうなディテールを、どれだけ追求できるか。それが最終的に、手に取ってくれるお客様の満足度に繋がると信じています。
